top of page
アンカー 1

プロジェクト概要

気候変動による水災害リスクが増大化する昨今、河川管理者等が主体となって取組む従来のハード対策だけではなく、流域に関わるあらゆる関係者(国・都道府県・市町村・企業・住民等)が協働してあらゆる場所でハード・ソフト対策に取組む「流域治水」が求められている。

今回は3の SDGs 社会実装研究事業として神通川流域(富山市内)の多様なステークホルダー(8参照)による計 4 回のワークショップ/検討部会を通じ流域治水を共創する試みを行った。「流域治水」や神通川での洪水想定などについて講師から学びつつ、参加者がそれぞれの認識等を対話形式で共有し合い、今後に向けたパートナーシップを構築していった。コアメンバーによる具体的な案を詰めていく検討部会を 2 回実施し、初回と2022年 1 月にはその報告及び流域治水について広く普及する目的も兼ねた会(ワークショップ)を開催している。

今はシナリオ創出フェーズで、つづいているところ

プログラムの進め方

研究者

市民

科学者の想いから始まったこのプロジェクトでは、ワークショップを進めていくために、じっくりと構想を見える化してきた。共創していくために、市民や多様なステークホルダーとの対話と、科学者との対話と、双方が集まる対話を、個別に行ったり、集まって行ったりしながら、丁寧に進めている。

誰かが誰かに一方的に教えるのではなく、科学者、行政、事業者、教育関係者、農業従事者など、様々な立場が同じ目線で膝をつきあわせて対話している。

​こうして進めていくからこそ、それぞれが当事者意識を持ちながら参画を促し、進めていくことができる。

対話の場の中で、グラフィックファシリテーションという技術を活用し進めている。

グラフィックファシリテーションは、絵や文字、図解を使って、リアルタイムに話の見える化することで場の熱量や空気感、話し手の感情なども色や表情、絵で表現することで、議論の場合は本音を引き出す効果があり、講演会の場合にはその時の空気感とともに記憶に残りやすい媒体となる。

 

​ー議論や対話の活性化、促進

小さな声にも光を当て多様な声を引き出す/話し合いにおいての合意形成/地域住民に根差した行政の会議 ex.研修、ビジョンメイキング、組織開発、関係性構築、多部署に渡るチームビルディング

事務局の役割

関係者への呼びかけと、対話を進めていくための器づくり、そして器を育てていくためのサポート。事務局は丁寧な声かけと器づくりに一端を担っている。

一人ひとりへの声かけがあり、多様なステークホルダーが集まった。地域の関係性を大切に、丁寧に声かけしていくためには、地元の繋がりのなかで活動しているメンバーが重要な役割を果たしている。

また、話し合いを進めていくための安心な場づくりを行っている。

bottom of page